最近昔の友人から、メールが来たり、こちらから送ったり、なんとなくですがやり取りをしています。特別SNSには興味がないので、フェイスブックやラインとも縁はないのですが、この日記を書くようになったことで、なんとなく古い友人とはやり取りをするようになりました。古くは高校時代ですから、もう50年以上前からです。からと言っても、ほとんど交流があったわけではなく、ここに来てからのやり取りです。当時としても、珍しい、全寮制の男子校で、ひとクラスが三十人、わずか3クラスだけで、学年の人数が百人ほどでした。学校創立2年目という、まだ伝統もないようなところで、手探り状態での日々を過ごしました。
日本全土から集められた生徒でしたので、卒業するとほとんどバラバラになりました。そんな友から、ある日、メールが届き、なんとなくやり取りをしています。生きてきた世界も、違いますし、現在の環境もそれぞれまったくわかりません。特別そのことに触れることもありません。ただ、同じ時代を生き、多感な三年間を共に過ごしたという、それだけのつながりですが、案外、高校生の頃の顔しか思い浮かばないほどの距離感が、気楽でちょうど良いのかもしれません。お互い歳をとって、くだらないギャグで笑いながら、たまに様子を伺うぐらいの関係も悪くないものです。