2020年2月13日木曜日

粉引に線刻

散歩の時間に雨が降り出したので、工房で過ごしました。朝は大抵。畑かハウスで作業してましたから、久しぶりの工房です。ラジオを大きな音で鳴らしながら、粉引して、だいぶ乾いたカップに、線刻を施しました。この作業は、抽象的ななラインを即興的に針で掘ります。クロッキー感覚で、浮かび上がる模様は銅版画かドライポイントに近い気がします。器を手にして、何も考えずに手を動かします。一本線が入ると後は勝手に手が動いて柄が刻まれてゆきます。まさに抽象画を書いている感覚です。一気に50個あまり、書き終えました。

仕事はこれで終わりではなく、実はここから始まります。次は、下絵の具を使って、色を差してゆくのです。この色もあまり考えずにその時の気分で色を重ねます。さて、どんな色が入るのか、それは明日のお楽しみ。