2020年2月24日月曜日

懐かしい

ここ二日ほど、天気が良くて、作品が順調に乾いてきました。

今日は皿を挽きました。昨日来てくれたお客さんから、リクエストがあったので。島のカフェで使われていた青いお皿です。ちょうど、在庫がなくなっていました。そのカフェとはちょっとした因縁があります。島で、独立して窯を始めた同じ年にそのカフェもオープンしたのです。それと、オーナーさんが、なぜか同じ系列のデザイン学校を出ていたのです。こちらは大学で絵画を学んでいました。ただ、卒業することなく、屋久島へ来てしまったのですが。そして、ずっと彼のほうが先輩だと思って、こちらからは、さん付けで付き合っていました。実は、こちらは二浪で、一つ年上だと後で気がついたのですが。おかしなもので、最初の人間関係はもう覆ることはないのですね。話は変わりますが、今日ラジオを聴いていたら、夕方の番組に野村義男がアルバムリリースのプロモーションに来ていました。最後に流れた曲が村上ポン太のバッファロードライブという曲でした。そのポン太さんが昔、工房に来てくれたことがありました。彼を連れて来たのが、先ほどのマスターでした。だから、曲を聴きながら、つい昔のことを思い出してしまったわけです。残念ながら、彼はすでにこの世を去ってしまいました。ただ、今は二人の娘さんが店を盛り立てて、頑張っています。工房へも時々来てくれては、お店で使う器や、自宅用の食器を注文してくれます。人の縁というものは、不思議なものです。