2022年7月20日水曜日

風景画

昨日、一枚の絵が届きました。 ヨーロッパの街並を描いた古い水彩画です。オークションで見つけました。気がつけば3枚目になります。と言っても、決して高価なものでなく、誰も入札する人のなかった絵ばかりです。しっかり描かれた秀作でも、色が地味だったり、モチーフがおとなしかったりすると、注目されないものがあります。いつまでも落札されないそんな絵を見ますと、なんだか晒し者にされているようでつい手を出してしまいたくなります。以前、自分が作った作品が何度かオークションに出ていたのを見つけました。こんなに安くとちょっとびっくり。まあ、そんなものかと無理矢理自分を納得させましたが。幸い、誰かの手に渡ったようで一安心しましたが。オークションとは残酷なものだと思います。作者の知らないところで勝手に取引され、大勢の目に晒されてしまいます。何十年も前に作ったものまで出てきてしまいます。ものづくりとは切ないものだと思います。