2022年4月17日日曜日

季節の味

 今朝は豆ご飯でした。炊き上がったご飯を混ぜていたら大昔のことを思い出しました。山の中で暮らしていた時、、絵描きと彫刻家と陶芸をやっている友人とが居候していました。ある朝、囲炉裏で豆ご飯を炊いたら、あっという間に鍋が空っぽになってしまいました。皆若かったし、腹を減らしていたし、何より大勢で食べた薪で炊いた豆ご飯が美味しかったこと。この前、ご近所からビワをいただきました。早速、朝のスムージーに加わえました。ビワが熟す頃になると、三重県の方から毎年島を訪れるご夫婦がおられました。屋久島のビワが大好きとおっしゃってました。工房の前に何本かのビワの木が育っています。子どもが捨てた種から育っていつの間にか見上げるほどになっています。ほとんど、サルとヒヨドリの餌です。思いついて、残っている実をもいで口に入れてみました。すっぱい、でも、甘い、みずみずしい。体が元気になるような気がします。四季のある日本に生まれて本当に良かったと思います。