2022年4月26日火曜日

開放感と読書

 昨日の窯出しで締め切り仕事にひと段落つきました。なんだか急に、肩の荷が軽くなった気がします。久しぶりに買い物に出ました。棚卸しも兼ねて。いつもよりも、動きも軽く。勢いもでて。まあ、買うものはほとんど変わりませんが。ワインと焼酎ハイボールが重くて。ワインといっても、ペットボトルの安物ですけど。今朝も朝一番のトイレで、「やったるでー」と思わず心の中で叫んでしまいました。昨日までは、「アイタヨー。ダイター(あーくたびれた)」でした。今は次の仕事のアイデアで頭がいっぱいです。

ここのところ、読んでいるのは「比ぶものなき」という馳星周の小説です。時代は飛鳥時代、不比等しいという藤原氏を日本の揺るぎない地位へと築きあげた人間の生き様を描いた物語です。実は並行して、梅原猛の「隠された十字架」と読み比べています。二人に共通しているのは不比等という人物が日本書紀を編纂して、皇室の万世一系の系譜を作り上げたとの認識でしょう。日本の歴史に揺るぎない地位を築き上げた藤原氏の姿をこれまでとは違った切り口で描いています。ある意味ではこれまでの歴史観を覆したものでしょう。言論の自由が認められている、日本という国だから書くことができたとも言えそうです。