いつもの時間。六時に家を出て歩き始めました。しばらく歩くと、愛犬スズんの足の運びがちょっと変でした。「もう歳だからなあ、ちょっとコースを変えようか。」スズも気がつけば十六歳。獣医さんからはいつ死んでもおかしくないとお墨付きを頂いております。家に来た時はまだ生まれてすぐでした。あの頃、体調を崩して血圧が異常に高くなってしまいました。そこで思いついたのが毎日歩く事。一人では続きそうにありません。そこで迎えたのがスズ。あれからかみさんとの散歩が始まりました。気がつけばスズももうお婆さん。こっちも年老いて、先日は敬老の日の招待が届きました。名実ともに老境入りです。この調子だとスズとこっちとどちらが先だろう。そんな言葉が常套句になってしまいました。日々衰えを感じつつ、スズも頑張ってるんだから、こっちも弱音は吐けないぞと、なんとか日々を送っているところです。