2024年9月14日土曜日

光る空

 最近カメラで空ばかり写しています。屋久島では自然の変化にばかり、目が向いてしまいます。中でも朝と夕方が光が劇的に変化します。「光る海 光る大空 ひーかる大地」これは昔よく見ていたエイトマンというアニメの主題歌の始まりです。「行こう無限の地平線」と続きます。カメラ越しにファインダーを覗くと変化する大空の色に吸い寄せられます。昨日も夕方の空に惹きつけられました。台風が近づくと空が普段とは違った表情を見せてくれます。昔、画家を目指していたころ、印象派の画家に強く惹かれました。たとえばシスレーの灰色の空、ボナールの紫、スーチンの赤。そしてなんといっても青い絵の具で描かれる風景画。屋久島に暮らして心に残るのは様々な表情を見せる青。雨、雲、水。風を感じ陽を感じ土を感じるのは、水を通してかもしれません。空から降り注ぎ、大地から蒸発し、地を流れ、海原に広がる。水の存在が無数に表情を変えて見せてくれます。六月からカメラを持って散歩を続けているとわずかずつの色の変化が季節の移り変わりを教えてくれます。