2024年9月25日水曜日

削り

 昨日ろくろで挽いた鉢を削りました。輪花と言って、丸い器の口辺部を何か所かつまんで、花びらのような形に仕上げます。高台も高め。ですからちょっと離れたところから見ると、朝顔のような感じに見えます。その鉢を削ったのですが、まだ少し柔らかいので二度に分けて削ることにしました。朝のうちに粗削りをして夕方仕上げ削り。まるで大工さんの鉋掛けのようです。高台も高いのでどのくらい削ったらよいか、なかなか思うようにできません。厚すぎると傷が入りそうだし薄く削りすぎると穴があいてしまいます。今日もいくつか抜けてしまいました。大きな鉢、それも蹴ろくろで挽いたので、厚みがなかなか均一にすることが出来ず、苦労しました。注文品なので好き勝手というわけにもゆきません。ここは職人仕事、腕の見せ所です。夕方いくつか、まあ、及第点を上げられそうなものが出来た気がします。