大雨であふれるようになった下水。先日浄化槽の会社の人が来て調べてくれました。ちょろちょろとはながれているが、大雨が降ると、川に放水する下水管の排水が追い付かずに逆流するのではないか、との事。自分でやるなら、何か管を通して、詰まっているものを押し出せばとのこと。そこで、ネットで売られている、下水の詰まりを通す、パイプを購入しました。昨晩それが届いたので、さっそく修理に挑みました。直径10センチほどの下水管に突っ込んでみたのですが、五メートルほど進むと、そこから止まってしまいました。線が細すぎると、山から引いている水道が詰まった時に使っている、昔、テレビの有線を引いていた丈夫な電線を使って、通してみました。やはり半分ほどで止まってしまいます。それでも、何度か繰り返していると少しずつ進むようになりました。ところが長さが足りないので、次は川のほうからより太い塩ビのパイプを突っ込んでみました。何度か繰り返すと、どうやら木の根っこのような白いものが出てきました。上から、川からと行ったり来たり。急な崖ですから、足を滑らせて川まで落ちそうになったり、もうくたくた。気が付けば手には血がにじんでいました。最後、半分諦めかけたとき、何とか突き抜けることが出来ました。しかし通ったとはいっても、途中抵抗がおおきいところがあります.おそらく、そのうち、そこで詰まってしまうことでしょう。後で、ネットの動画で、木の根が継ぎ手から入り込んで、下水管をつまらっせてしまうことが多いと出ていました。その動画の木は小さい樅の木でしたが、我が家の木はチェンソーでも簡単には倒せそうもないような巨木です。おそらく、プロに頼んでユンボでも使って、掘ってもらうしかなさそうです。改めて自然の力の物凄さを目の当たりにしました。と同時に、自分の無力なことを知らされました。カミさんから急に年取ったと、顔を見ながら言われてしまいました。確かに、生も根も尽き果てたような気持ちです。