2020年1月31日金曜日

大きな角鉢

今日は角鉢を作りました。大きな鉢です。これまで作ったのは、どうしても変形が激しく、何か工夫をしないと難しいことはわかっています。そこで、土を硬めに練って、スラブローラーで延ばします。底とは別に立ち上がりの壁になる部分を作ります。寸法に切って、しばらく乾かします。ここでできるだけ手で触れないように板から板へと移動します。粘土は、成形の途中でいろいろな力を加えると変形が激しくなるようです。木型で形にした後、もう一晩置きます。

あとは、明日つなぎ目に土を埋めて仕上げることになります。
昨日から、急に冷え込んで、山には雪が積もりました。今シーズン初めての冠雪になりました。暖かさに慣れた体にはこたえる寒さです。

2020年1月30日木曜日

照ったり降ったり

照ったり振ったり今日もめまぐるしい天気が続いています。大荒れです。したがって、船も欠航になりました。今日は、体験の予約が入ってましたから、多分キャンセルだろうと思いましたが、ちゃんと時間にはやってきました。どうやら、こちらに住んでいる人たちのようでした。最近は、期間限定で働きに来ている人が多くなりました。先日は、地元の病院の人が求職ツアーのポスターを貼って欲しいと持って来ました。合わせて6回開催するということでした。ホテルでも、働き手を探して欲しいと相談されたことがありました。うちのような辺鄙なところにまで来るぐらいですから、よほど深刻なのだと思います。それは別として、三人で手びねりの器を楽しそうに作ってゆきました。

休みの日の気分転換に来てくれたようです。我が工房のようなところでも、少しはストレス解消の役に立つのかもしれません。

2020年1月29日水曜日

晴れたり曇ったり

目まぐるしい天気でした。日が差したかと思うと曇り、雨が舞って虹が出てという具合です。こんな日は忙しいことこの上ありません。暑くなったので、ビニールハウスにゆくとなんと37度、大慌てでサイドのビニールを巻き上げます。そのあと、なかなか乾かなかった、器を風に当てます。そして次の大きな鉢を作るための型を用意します。これまでは紙で作ってましたが、今回木に変えました。

その方がしっかりと作業が進めますし。そうこうしていると雲が広がってきました。また、ハウスへ走ってあげていたビニールを下ろして、水を撒きます。そうこうしていたら、雨が舞い始めました。風が強いので、屋根の下に置いていたのに器が濡れています。慌てて取り入れです。一体何をしているかわからない慌ただしさです。天気と一緒で、忙しい一日になりました。

2020年1月28日火曜日

扇面鉢の成形

扇面鉢の成形が今日の仕事でした。織部の典型的な形の一つです。足が三箇所につきます。いわゆる三つ足です。全てつけ終わった後に安定が悪いことに気がつきました。少し内側につけすぎたようです。

まだ、それほど硬くなかったので、つけ直すことにしました。型物の仕事は、それほどやってませんでしたから、学ぶところはまだまだ多いことに気がつきました。同時に型の仕事の面白さも分かり始めてきました。早速、新しい石膏を手に入れて、いろいろ作ってみたいと思っています。

2020年1月27日月曜日

コレクター

悪天候で山へ登る道は通行止になりました。大雨が降ったようです。船も止まりましたし、島は孤立状態です。工房の奥で釉掛けをしているとお客さんだと呼びに来ました。近くに住んでガイドをしている人でした。たまに工房に寄ってくれます。ミルクを温める片口を探しているとのことでした。背が高くて、取っ手がついているのはないかとのことでした。いろいろ探しましたが希望通りのは見つかりませんでした。ただ、奥の方にあった、釉薬が一部よれたものが、使えそうなので、使ってもらうことにしました。すると、その代わりにと猫のオブジェを買ってくれました。跳び猫です。

工房に入ったときから気になっていたそうです。実は、このかた、我がオブジェの最大のコレクターなのです。オブジェを作り始めた頃から、収集してくれています。おそらく相当な数持っていると思います。もう、すでに忘れてしまったものもあると思います。何しろ、オブジェ作りは、その時その時、思いついたものを作っています。仏像だったり、子どもだったり、抽象的なものだったりと。そして、いつの間にかなくなってしまったものもあります。作ったものの資料もありませんから。そんなわけですから、一度、見てみたいと思うのですが。なかなかそのような厚かましいことは口にできませんし。おそらく、他の作品と一緒で再び出会うことはないと思います。ものづくりなんてそんなものです。

2020年1月26日日曜日

暖冬

今朝の気温は17度。湿度は100パーセントで雨模様。この前、作った、大根の切り干しは、黒くなってしまいました。残念ながら、この調子では、今年は諦めるしかないようです。いろいろなことが狂い始めています。まあ、天候なんて、想定できないということを想定してないとダメでしょうが。今朝も、ハウスでパセリの移植です。トレーでどんどん育ってしまい、根が詰まりそうです。かといって、この天気では畑には植えることもできません。そこで、とりあえず、ポットに仮植えしました。7.80鉢あるでしょうか。

朝から、ラジオを聴きながら。JポップJマインドというちょっと懐かしめの曲が流れる番組です。古市憲寿、伊藤陽介という二人が、時代を振り返って、お互いの思い出の曲を流すというものです。「あずさ2号」、だとか、「私がおばさんになったら」とか、「ポケベルが聴こえる」といった、そんな時代もあったなあなんて、ついつい思い出にふけってしまいました。工房では、扇面鉢を作り始めました。典型的な織部の器です。古田織部が考案した、当時としても超モダンな器です。茶道の改革者。最後は秀吉から切腹させられてしまいますが。先週から始まった、明智光秀と同じ時代です。あのドラマの色には、正直驚きました。あまりの派手さにです。確かに明日をも知れぬ戦乱の世の中、目の前の現実をいかに乗り越えるか、そんな中から、享楽的な文化が生まれたのでしょうか。器も、型破りでしたから。なぜか、今そんな器に惹かれています。

2020年1月25日土曜日

朝ドラ

今朝はパセリの移植をしました。タネからだいぶ大きくなってきた苗をプランターに植えつけました。家の近くに置いて、手軽に料理の添えに使えるようにです。思ったよりも時間がかかってしまい、朝食が朝ドラの時間になってしまいました。すると、穴窯のシーンが出てきました。職人らしい人が出来上がった窯からアーチの支えを外していました。そのアーチを見て唖然としました。ありゃー、こんな窯作ったら、一発で崩落してしまいますから。窯は焼くと膨らみます。冷える時に収縮しますから、それを吸収するために縦方向にしっかりと組み合わせないといけません。それが、全くなくてレンガ一本分ずつアーチ状に積まれていました。

まあ、テレビですから窯のようなものがそこにあればそれで十分なのでしょうけど。ああー、やっぱり見るんじゃなかったと思いました。そして、次は窯の温度が上がらないという話です。だいたい、あの時代にはゼーゲルというものが温度を測るのに使われていたと思うのですが、わかりやすいように温度計が登場して、1000度をちょっとすぎたあたりで、上がらなくなってしまいました。薪の窯なんて、初窯から普通に上がることなんて稀だと思うのですが。レンガが濡れてますから。普通は、何日もかけて空焚きします。それに、少しずつ、改良しながら、窯のクセを掴んでゆくものですし。温度も、焚き口と後ろでは100度違うなんてザラです。窯の温度は薪を投げ込むと下がります。50度100度下がることもあります。それがある程度燃えると、今度は上がり出すわけです。一回薪をくべるごとにそんなことを繰り返すわけです。もちろん薪の大きさ、一度にくべる量、インターバル、酸化焼成か還元焼成かなど、当然窯の構造や窯詰の仕方でも違ってきます。例えば、温度が100度足りなくても、長い時間焚くと土が焼き締まり、釉薬が溶けてくることもあります。それは、受けたエネルギーの量と関係があるようです。まあ、こんな専門的なことを突っ込んでも仕方ないと思います。実はこのドラマのモデルとなった人とは、ちょっとした因縁がありまして。それが、見ないようにしている理由の一つでもあります。今朝のドラマで、弟子の女の子が師である、男性に寄り添っているシーンが出ていました。そこは、どうやら実話っぽい気がします。もう、見るつもりはありませんけど。男と女の関係は、立場や主観によって様々変わってしまうようです。今、盛んに騒がれている芸能界の不倫スキャンダルも、おそらく、一人一人、話を聞けば、それぞれの主張が出てくると思います。世の中とはせんないものだと思います。人は一人では生きられないものですし。