土は昔から、身近な存在でした。米や野菜を育てるだけではなく。土でいろいろなものを作ってきました。今のようにプラスティック万能ではなかった時代、木や紙を含めて身の回りにある土を利用してきました。粘土を形にして、簡単な方法で焼き固めて造った様です。粘土は家の周りや、近くの川から探してきた様です。今と違って、あっちこっちに堆積していましたし、コンクリートで固められていませんでしたから。ここ屋久島でも、そこら辺の畑から土器の破片がゴロゴロ出てきました。重機やトラクターも使ってない時代の話です。それだけ、身近だった土が今の世の中、あまり使われなくなってしまいました。昨日、京セラのもの会長が亡くなったというニュースが届きました。土を科学的に利用した先駆者でした。一つの時代が終わったのかなと思います。ただ、これだけ身近だった土。何か利用する方法はないものか。人類がこの先、平和に暮らせる、新しい道を見つけることができないものでしょうか。困難な道であることは間違いないと思いますが。