もうすぐ八月です。夏休みも十日近く過ぎてしまいました。ここのところ、朝の散布の帰りにラジオ体操に集まってきた子供たちに出会います。今日の陶芸体験は関西からの家族連れ。まさに夏休みを利用した家族旅行でした。子供のころに父が務めていた会社が持っていた海の家や山中湖のロッジが思い出されました。まだ戦後それほど経っていない頃でしたが父は毎年家族を連れて海へ山へと連れて行ってくれました。今思い出すと幸せな家庭だったと思います。学校での友人たちの多くは裕福な人たちが多く、学校ではみじめな暮らしと引け目を感じいていましたが、地方へ行くともっと暮らしの貧しい人たちに会って、子供ながらに社会についていろいろなことを知ることが出来たように思います。あの頃からずいぶん年を経て今ではおじいさんになってしまいましたが、子供たちに接しているとこれから先、どんな世界が待っているのかと不安を感じてしまいます。願わくば戦争などに巻き込まれず、家族で助け合うような平和な暮らしを願わずにはいられません。