日曜日の今日は、仏像を作るつもりでしたが、その前にやらなければいけないことが出来てしまいました。それは化粧土を作ること。先日制作した仏像が素焼きまで終わりました。この後高い温度でしっかり焼きたいと思うのですが、一つ課題があります。それは土器のような肌合いで、実際には硬く水が漏れることがない。そういうものを造りたいという事です。土の仏様で、焼成温度が低いと脆くなって壊れやすくなってしまいます。今作っているのは手のひらのすっぽり収まるような大きさですからなおさらです。どうしても丈夫なものにしたい。そのためにはしっかりと焼き〆ないと。しかし高温で焼けば硬くはなりますが見た目も柔らかい雰囲気を失ってしまいます。高温で焼いても土器のような風合い。今、目指しているのはそんな焼き物です。うまく表現することが出来れば器としても使えそうです。花を生けたり食器として使ったりと。難しい課題になりますが、丈夫な土器。今考えているのは抽象的ではありますが、そのような原始性を備えた現代のテクノロジーを反映した焼き物。あれこれ、頭では想像しているのですが、どうなることやら。今日は何とか一歩でも踏み出せないものかと、奮闘していました。