2024年1月9日火曜日

門松

 ここ二年程、お正月の松飾を手作りしています。ずっと、年の瀬にしめ縄を買っていたのですが、材料が身の回りにあることに気が付き自分で作ることにしました。家の周りにあるものですべて賄われます。メインの竹も工房の裏の山に真竹が生えています。昔生えていた竹がいつの間にか枯れて消えてしまいましたが、長い年月が経って、道路の際から出てきたのです。屋久島では唐竹と呼ぶ真竹ですが、細工には向いていてよそではかごを編んだり様々な竹細工に使われています。孟宗竹に次ぐ太さがあって、ミニ門松を作るには最適です。七日の日に、お飾りを外したのですが、捨てるにはもったいないので、今朝門松を分解した後、竹を割って竹ひごや竹べらを作るような大きさに加工しました。陶芸の制作では竹で色々な道具を作ります。トンボと言って、器の大きさをそろえるための道具にしたり粘土を削ったり仕上げたりと多くの使い道があります。お抹茶を点てる時に使う茶杓を作ることもできますし。こんな便利な素材が自分の敷地にあるという事はありがたい事だと思います。それに青い竹はすがすがしくて花を活けても映えます。自然に感謝しながら利用させてもらいたいと思っています。