2021年4月13日火曜日

怒りのち哀しみ

今朝はカミさんの三度目の抜糸に付き合って病院にゆきました。無事終わって買い物に寄った、農協系スーパーに足を踏み入れると、入り口近くに見覚えあるコーナーがありました。鹿児島からやってきたメガネチェーンです。島には年2回定期的に出張してきます。初めてきた時からお世話になっていて、まあ、お得意さんと言っても良いと思います。今回も二度、直接電話をもらいました。よろしくということで。島の南のスーパーが先だったのですが、伺うことができませんでした、特別今回は必要としてなかったからです。ただ、先日、突然使用中のメガネのツルが取れて、調べるとネジがなくなっていました。仕方なくスペアー用のを外してつけてみるとうまく取り付けることができました。ただ今度はスペアーのメガネが使えなくなってしまいましたが。それをなんとか直したいとは思いましたが。ただそれだけのことにわざわざ手間をかけるのも気が引けて今回は見送りにしました。もう島を離れたものと思っていましたが、まだいたというわけです。みると、お客さんがなく暇そうにしていました。それではと、声をかけて、事情を説明しました。するとさも面倒臭そうにメガネを手にして、ドライバーで軽く締めてはい終わりです。ちょちょっと待ってください。どう見てもネジの頭の形も違いますし、長さも若干違っています。そう説明すると、いえどちらもマイナスネジで一緒ですと言うのです。でも片方は丸ネジでもう一つはヒラネジでしょう。そう言うと締めたから大丈夫と面倒臭そうに言います。まあ、そちらは我慢することにして、スペアーの方のメガネが使えなくなってしまったのですがと言うと、実物を見ないと、ネジはサイズがいろいろあるし、長さも違っているから対応できませんというのです。どう考えても納得できません。だって、目の前にあるメガネについているのと同じネジを1本用意すればすむことですから。その上で、もし合わなかったら、次の機会に持ってきてくださいと言えば済むことなのに。こちらはタダでよこせと言ってるわけではないのです。これまで何本誂えたことか。息子と合わせると数十万円も払っています。そうこうしていると別のお客さんが来たので、こちらも引くしかありませんでした。それにしても、さも年寄りが訳のわからないことを言って来たと言わんばかりの扱いにこちらも頭に血が上ってしまい怒りがなかなか治りませんでした。確か、メガネの調整も承りますとどこかに書かれていたように記憶しているのですが。会場には一人しかいませんでしたから、対応が面倒だということもあったのかもしれません。しかしネジ一本手渡せば済むことではありませんか。まあ、コロナでマスクをしていて、顔を見ることができなかったのでわからなかったのでしょう。もし、丁寧な対応をしてくれたら、新しくもう一本あつらえようという気持ちになったかもしれません。これまでもそんな風に、まとめて3個作ったこともありましたから。しばらくして怒りが、哀しみに変わってきました。心の激発と申しましょうか。こらえ性がなくなったと言いましょうか。よく店員さんに怒鳴っているお年寄りを見かけるとあんなに怒らなくても良いのにと思ったものです。しかし、自分がそんな気持ちになってみると、よく理解できる気がします。心のどこかで、この老いぼれといった蔑みのようなものを敏感に感じて 怒りが燃え上がるのだと思います。そして怒りに任せた後の悲哀も恐らくは味わっているのだと思います、決してメガネのヨネザ◯の教育が間違っているとは思いません。メガネを誂えるということは信頼関係の上で成り立っていると思います。アフターサービスもまともにできないようでは次がなくなってしまいます。どうぞ、お客さんを大切にしてください。御願い致します。ネットでメガネ用ネジで検索しましたら1100個入り、ドライバーやツールがセットで七百円ほどで出ています。一本一円にもなりません。ほんの些細なことでお客さんを失うことになるとは、もったいないことだと思います。