片口を造っています。お酒を呑むための。昔は、徳利をよく造っていましたが、最近はもっぱら片口ばかり。冷でよし、燗でよし。秋になると熱燗が恋しくなります。旅の宿という拓郎の歌が浮かんできます。「熱燗徳利の首つまんで、もう一杯いかがなんて・・・。」いいですねえ、最近は酒吞むこともありませんが。ぐい呑みは平盃で。大昔、鹿児島の陶器屋さんで見つけた盃。確か沖縄出身の大峯作。彼はろくろの達人だと思います。薄造りです。これから秋が深まってきます。「白玉の はにしみとほる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけり」。