相変わらず、暑い日が続いております。それでも、ヒガンバナが咲きだして、ツクツクボウシが夕方になると鳴いております。日々、秋が深まっているようです。ここのところ、陶芸体験の問い合わせが増えてきました。やはり芸術の秋でしょうか。先日鹿児島に行ったときどこかの美術館で藤田嗣二の展覧会があるという情報が入ってきました。秋に、あの、大好きなレオナルド藤田の作品が見えるのは、本当に幸せです。フジタは、晩年、従軍画家として国威発揚に大いに活躍しました。しかしその後、その彼の行動。批判されて、フランスで生涯を終えております。愛国者として国の為に命を懸けたのに、生涯認められることがありませんでした。戦後だいぶ時間を経て再び脚光を浴びましたが、二度と日本の地を踏むことはありませんでした。さぞかし無念だったことでしょう。秋に彼が取り組んだ仕事をゆっくり顧みるのも良い機会ではと思っております。