鉛色のどんよりとした空からパステル調の軽やかな青空に変わってきました。そうです。春です。我が家の野バラも若草色の葉をいっぱい茂らせています。焼き物屋の仕事として青い器を中心に色を使った釉薬で表現している工房の本領が発揮できる、そんな季節になりました。毎年、ちょっとずつですが改良を重ねている釉薬がいよいよ生命観の表現を待っているようです。毎日せっせと造っている器たち。出番を首を長くして待っている、そんな顔を見せてくれています。