2025年3月10日月曜日

失敗

 本焼きで大失敗をしてしまいました。釉薬を掛けた後、定着が良くないなとは思ったのですが、まさかのよれ。ほぼ全部の釉薬が一部寄ってしまいました。カトラリーレストだけ。きれいな青にするために釉薬を何度もぬり重ねるのですが、一番下の釉薬が薄すぎたようです。幸いですが今回の窯に半分ぐらいしか入らなかったので何とかやり直しがききますが。そこで残った器の釉薬をすべて水で洗い流して日に干しました。ところが午後から雨が降りだしてしまい慌てて取り込むことに。陶芸という仕事は沢山の作業を積み重ねて焼き上がります。そのどこかの作業が一つ上手くゆかなくても結果はダメ。最後の焼成作業が終わって窯から出して初めて結果が出ます。なんとも、まどろっこしい仕事がいつも最後に来ます。だから火の神様に手を合わせることになるのです。