先日、ひびが入ってしまった器の修理を頼まれました。三島の器です。何とかなおしたのですが、その器を今日取りに来ました。本当は金継でやりたかったのですが、とりあえずひびを埋めるところまで終えていました。ペーパーで表面を磨くところまでやっておきたかったのですが、時間の関係でそこまでは出来ませんでした。もう一つ、以前依頼を受けていた器を取りに来てくれました。昨日から造っているのも注文品。最近、なぜかそのような仕事が増えています。前にここで書いたことですが、昔の町の鍛冶屋さんのようになりたいというのが夢だと。壊れた農具を修理したり錆びてつかえなくなった包丁を研ぎなおしたり。ここにきてどうやら町の器屋さんっぽくなってきたなあと、思えるようになってきました。昔の暮らしは壊れたら修理しながら、物を大切に使っていたなあと思いだしております。