2024年4月7日日曜日

桜花賞

今日は桜花賞レースがありました。久々の満開の桜の下でした。最近はずっと、葉桜の下でのレースが続いていましたので。やはり違いますねえ胸がジーンとします。日本人にとって桜には特別な思いがあるようです。最近よく口ずさむ同期の桜。「貴様と俺とは同期の桜。咲いた花なら散るのは覚悟。見事散りましょう国の為」。桜の下には死体が埋まっているといったのは安吾でしたか。確かに華やかなイメージと、もの悲しさが背中合わせ。ところで桜花賞。八十四回とか。先日工房を訪れた方、八十四歳という事でした。ご近所に十年ほど前から引っ越してきたとの事でした。終戦の五年ほど前に生まれた人、こっちが終戦の五年ほど後ですから十歳先輩になります。その年代の人にあまり出会ったことがありませんでした。ちょっと先輩ですが見てきた世界は全く別のものだったのだろうと想像すると、不思議な気持ちがしてなりません。