古い雑誌で、焼き物造りを特集したものがあります。陶芸家たちが制作について、焼き物造りについて、それぞれの思いを著していました。その本は、悩んだとき、迷ったときに開いて読むと、示唆に富んでヒントをもらう事が出来るものでした。中の一人。自分の原点ともいえることを教えてくれる方がおりました。彼は焼き物という概念の根底を示唆してくれました。それは五大自然との一体化。その五大自然とは何か。地球のマグマ。風。雨。植物。自然の輪廻、というものです。それを読んだとき、雷に打たれたような気持ちになりました。焼き物の成り立ちを教えられて。ところが最近ちょっと違うのではないのかという疑問が湧いてきました。それは何か。エネルギーの元がどこから生まれてくるのかという事です。それは太陽の恩恵ではという事。この地球、もっと言うと宇宙が何によって成り立っているのかという事です。