今日は、新しい釉薬を作ってみました。その前に古いノートをひっくりかえして。もう五十年以上前からのレシピが書かれた。それと、陶芸の教科書的な本も探し出して。昭和の研究者が記してくれた調合表です。おそらく今はこの世にはいないだろう方達が残してくれた。科学の進歩が著しい中、陶芸という世界は余り変わってないことに改めて気が付かされます。それだけ、根源的な営みに近いところに陶芸というものが位置づけられるように思います。ここ数日鹿児島の桜島が噴火しました。地震や噴火、台風と自然現象は中々予測が難しいところですが、陶芸という世界もそれに近い根源的な宇宙の営みと連動しているように思えてなりません。