遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ。という言葉。昔の偉い方が残したものだと思うのですが、残念ながら誰の言葉か失念してしまいました。ただ、物を造る仕事をしていると、ついつい自分の遊びが過ぎてとても売れそうもないものが出来てしまうものです。そんなものたち。工房の片隅で埃をかぶっている。このままにして置いたら、やがては誰かに廃棄されてしまう事でしょう。今日はそんな子たちを助けるべく引っ張り出して一部ではありますが焼くべく準備をはじめました。造った時は焼き上げまでの具体的なイメージがあったのでしょうが今となってはそれも忘れ去ってしまいました。何とか記憶の片隅をほじくり返して埃を払おうと努力をしても、時すでに遅し。まあ、ある意味新鮮な気持ちで挑むことが出来そうです。行き当たりばったりではありますが、やるだけの事はやってみようと思っております。