2025年4月15日火曜日

縄文

 昔の陶歴に「縄文の心を求めて」という文言を入れておりました。屋久島でいろいろなところから発掘された縄文土器の存在、それと山で生き続ける縄文杉へのリスペクトも含めて。ところが実は、縄文土器よりもむしろ弥生式土器の方に当時は惹かれていました。むしろあのデコラティブな縄文土器にはあまり興味がありませんでした。ところが最近になって、妙に縄文に引っ掛かってとらわれています。視覚的には美しい弥生に魅力を感じるのですが、皮膚感覚と言いましょうか細胞が反応してしまうようです。自分の体を流れている血が勝手に動き出すような。日本人のルーツ。おそらく様々な混血で成り立っているのだと思います。川の流れのように幾つもの支流が合流して最後海に注いでいるような。面白いものだなと思います。