2025年6月30日月曜日

折り返し

 六月も今日までです。明日から折り返し。七月には日本が壊れるような天変地異の予言もあります。わたくしの白内障の手術も。もし無事に迎えられたらですが。世の中が物騒なのでいつ何が起こるか、予測不能。ただ、一日をしっかりと過ごす事しか、出来ることはありませんが。願わくば平穏な日々が続きますように。

2025年6月29日日曜日

スープカップ

 昨日からスープカップを作り始めました。定番品を補充するためです。来月、目の手術をしたら一か月は土に触ることが出来なくなります。そこで、夏場に向けて、出来るだけ欠品が出ないよう、今のうちに造り足しておく必要があります。目の手術。簡単に考えていたのですが。現実になるとなかなか難しいことが出てきます。まだまだ体が動く間は、出来ること、備えておく必要があります。

2025年6月28日土曜日

ジオ

 昨日、診察のために鹿児島に行ってきました。帰りの船の中でキンドルを読んでいました。茂木誠一郎先生のジオヒストリア。地球史とでも申しましょうか。感覚としては考古学的世界史というものでしょうか。天文学的な話が多く、難解でなかなか入っていけませんでしたが、もう少し宇宙について勉強しておかないとと痛感いたしました。物理や化学の知識のなさに我ながら反省しております。船がかなり遅れて、馬毛島を見てみたかったのですが果たせませんでした。穏やかな海を眺めて、この地球上で人が殺しあっていることに改めて、あれこれと思ってしまいました。

2025年6月26日木曜日

棚卸し

 今年六回目の棚卸に行ってきました。早いですねえ。もう折り返しです。まだ半年ですが、すでに色々とあり過ぎです。そしてもうすぐ七月。どこかの誰かが予言した七月がすぐそこです。果たして天変地異が起こるのやら。なんにしても、こちらとしては淡々と来るべき時を迎えるのみです。明日は日帰りで鹿児島に行ってきます。朝が早いので明日の日記はお休み。そういえばスーパーでカミさんは獣医さんにばったり。今日もたっぷり涙を流しておりました。

2025年6月25日水曜日

削り

 今日は削り。ところが、昨日挽いたお皿が乾いていません。削るには柔らかすぎます。削れるところだけ削って、変形しそうな柔らかいのは明日に延期。そのかわり先日の体験作品を仕上げました。今日の午後の蒸し暑さ。関東の方にむかった熱低の影響でしょうか。これからが夏本番なのに。乗り切ることが出来るのでしょうか。

2025年6月24日火曜日

目標

 毎日、前日の晩、明日の予定を立てます。目標と言ってもよいかもしれません。順調に進めば頑張って達成できるし、何かの原因で出来ない事もあります。今日の目標は、五寸皿、昨日と合わせて50個を挽く事。何とかクリアーできました。明日は五十個すべて削る事。うまくいったら化粧掛けまでやりたいと思っております。その次の日は棚卸し。また次の日は鹿児島に上って眼科で検査が予定されております。世界的には、とりあえずイスラエルとイランの紛争が収まりそう。ウクライナとロシアは終息の目途は立っておりません。一つ落ち着きそうになると、また次の問題が発生します。人が平和に暮らすことが出来る日は、いつになったらやってくるのやら。

2025年6月23日月曜日

閑散

 ここのところ。お客さんがばったり。特に外国からの。いったい何がと思っていたら、七月五日、天変地異が起こるという予言でどうやら海外からのお客さんの足が遠のいているという話です。話は変わりますが昨日はすぐ近くのトカラで地震が頻発しているようです。新燃岳も活動しているようですし。遥か昔、アカホヤ大噴火が起きたとか。今から7300年前の出来事のようですが。すぐ近くに海中温泉が湧いていますし。マグマが活発になると、いつ何が起こるか、こればっかりは予測できません。心配半分、ワクワク半分と言ったところでしょうか。

2025年6月22日日曜日

戻り梅雨

 再び蒸し暑さが戻ってきました。朝の散歩道、山を見ると重そうな雲が覆っていました。昨日までの夏空とはだいぶ違っています。今日の仕事は屋久島プレート。屋久島の形に彫りぬいたところで苔を育てたいというお客さんの注文品です。島の周りは青い海のイメージ。いくつか試作してようやく本制作に入りました。表には屋久島という文字を入れてほしいとのこと。お土産品ぽいのは抵抗がありますが何とかおしゃれに出来ないものかと、悩んだうえで、妥協しつつ制作しております。依頼者の気持ちも考慮しつつ。モノを生み出す事は簡単にはゆきません。

2025年6月21日土曜日

朝方

 今朝は四時起き。仕事場で削りでした。大きな洗面ボールの。そのあとひとりで散歩。犬がいなくなって週末は一人。カミさんは夜型人間なので。大昔、中学生のころ、とある雑誌、確か旺文社の中学生時代に記事が紹介されたことがありました。あの頃も、朝早く起きて、勉強した後、外堀の土手を散歩するという話が載せられたことがありました。当時は東京の四谷に家があって、家の前が皇居の外堀でした。それが今は屋久島の草だらけの公園を歩いています。島で一番大きな会社が管理していた公園。最近はほとんど草に覆われてまさに廃園状態。栄枯盛衰と言いましょうか、時代が変わると状況も変化します。そのうち、その公園の入り口近くに、小さな売店が作られる予定です。集落が経営する。海に沸く温泉は最近、海外からのお客さんに大人気。そこで売店を作ることになったようです。世の中、色々変化が起こるようです。屋久島に来たばかりのころは夜中に酔っぱらって温泉に浸かっているうちに寝てしまい、気がついたら、潮が満ちてきて海に沈んでいたなんてことがあったのを思い出します。

2025年6月20日金曜日

梅雨

 今朝、散歩をしていたらご近所の方に出会いました。もう梅雨が明けたかもと言って空を見上げました。奄美は梅雨明けしたと言ってたので、と返事しました。今年は夏が長かかもねえ、とのこと。空梅雨気味な気がします。蝉が一日中鳴いて、夏到来を知らせています。道には早くも蝶が落ちています。夏の終わりの暗示。季節は前へ前へと進んでゆきます。夏って、なんとなく死を予感させて、どこか遠い所へと導かれるような感じになります。限りある生命。中東からは硝煙の香りが漂ってきますし。平和な世界なんて夢の中の話なのでしょうか。

2025年6月19日木曜日

早朝

 朝三時。昨日のリベンジです。壊れた鉢をリメイク。今日はからりと晴れあがりました。奄美地方は梅雨明けとか。ここももうすぐでしょう。いよいよ夏本番。何とかまけないで乗り切りたいと思っております。

2025年6月18日水曜日

削り

 大きな鉢。手洗いボウルの削り仕上げをしました。排水口を削ってほぼ完成というときにちょっと欲をかきました。土がちょっと柔らかめとは思ったのですが。あっという間に変形してしまいました。この段階まで来てつぶすなんて。情けないやら泣きたい気分。先が見えて油断したのでしょう。この段階てつぶした記憶がありません。別に持ち運ぶものでもないのに。多少重くても問題ないのに。魔が差したというか。ちょっとした油断というか。また明日、一からやり直しです。

2025年6月17日火曜日

朝から

 雨が強く降ってきたので散歩は中止。そのかわり早朝から土練機を回して、土づくり。日中は暑くなるので、涼しい朝のうちに。昨日クリップ式の小さな扇風機が届きましたが、あまり役に立ちません。それでも、洗面ボウルの最後の一個を何とか挽き終えました。これで今日のミッション終了。あとは前に挽いた洗面ボウルを削ったり、箸置きに化粧を掛けたり。今月はいろいろ出費が多いようなので、少しでも節約しないと。月末には鹿児島の眼科に行かないといけませんし。家ではクーラーを取り付けたりしたので。節約すると言ってもこれ以上どこを削ったらよいのやら、世間は物価も上がってますし。

2025年6月16日月曜日

湿度

 昨日は湿度が75%でしたが今日は85%でした。ジメジメ。工房の器たち。ベランダに出して乾かそうとしたのですがこの湿気。全く乾いてくれません。家の湿度計は99パーセント。おそらく、壊れているのでしょう。それにしても、毎年とはいえ、なかなか、焼き物屋としてはきついこの時期。昔はなぜか、梅雨の頃に個展を開いていました。そこでこの暑さの中で一晩中ストーブを焚いたりしました。体が悲鳴を上げてました。てなわけで、ここにきてつけが回ってきたようです。若い頃の無理は禁物ですねえ。

2025年6月15日日曜日

フェードアウト

 今日は、集落の奉仕作業。中には年に一度しか顔を合わさない人もおります。だから早朝から準備。ところが息子が代わってくれるというのです。親父の腰を心配して。何とか頑張るからと言ったのですが、言い出したら聞かない人。有難くお願いしました。そのかわりと言ってはなんですが、昨日頼まれた洗面ボウルに挑戦しました。一個に使う量が多いので、半分ずつ土を練りました。出来るかどうか恐る恐るろくろに向かいました。何とか一個無事に成形。なんだ出来るじゃないかと思ったのが誤り。次からは上手くゆきません。夕方何とかもう一個、形になりましたが。気が付いたの事は、こうしてだんだんフェードアウトしてゆくのだなということ。痛いところが出て来たり、力が衰えて来たり。老いるという事は哀しいことです。

2025年6月14日土曜日

洗面ボウル

 今日、洗面ボウルの制作を頼まれました。前回の依頼ではお断りしたのですが。なんとなく流れで受けることにしました。おそらく今回が最後でしょう。島でゲストハウスをやるという方から。腰があまり良くないので大きなものを造れるか心配ですが。たまたま、大きな鉢を挽いて少しですが自信が出てきたところです。今日はその鉢に白化粧を塗って、模様を付けました。昔から大好きだったベトナムの技法です。魚文鉢。ベトナムに行ったとき一個だけ見つけたのですが、店番が誰もいなくて泣き泣き諦めました。実は東京の実家の近くにあった骨董店でも一つ見つけました。それは、値段が手が出ずやはり泣き泣き諦めたものでした。三度目の正直。思い切って自分で作ることにしました。果たして、上手く焼けるものやら。なんか、今日は終活をやっているような気がします。

2025年6月13日金曜日

扇風機

 湿度と暑さに、対応するため扇風機が出番です。75%31度。まだまだこれからでしょうが、体が慣れておりません。そんな中で昨日挽いた鉢を削ってスラブローラーで箸置きを作りました。今朝の散歩は昔よく歩いた一番遠いルート。愛犬を思い出してカミさんが涙。少しずつですが朝の散歩もスピードが戻りつつあります。

2025年6月12日木曜日

大鉢

 昨日さんざん失敗した大きな鉢、何とかろくろで挽くことが出来ました。昨日は少し土の量が足りなかったと反省して、増量しました。ろくろの回転も遅くして。特に最後の一つはかなり達成感があります。やはり、習うより慣れるですかねえ。

2025年6月11日水曜日

散歩

 今朝の散歩はかみさんと二人。久しぶりに公園を歩きました。かなり荒れていて、アスファルトもデコボコ。今朝はかみさんが涙を見せたのは一度。少しずつですが元気を取り戻しているようです。湿度が高く、昨日挽いた器が乾燥しません。そこで大き目の鉢に挑戦したのですが、ほぼ失敗。最後の一個だけ、何とか壊さないですみました。明日も大鉢、再チャレンジしようと思います。

2025年6月10日火曜日

朝の散歩

 一人で歩きました。今朝の散歩は。最近は家の周りをちょっと歩く程度でしたから、久しぶりに本格的に歩きました。カミさんはまだです。坂がきつく、すっかり息は上がり、汗が噴き出て、足も萎えてしまったみたい。これから、またせっせと歩こうと思っています。折角、愛犬に救ってもらった命ですから。

2025年6月9日月曜日

スズⅡ

 昨日の晩、逝ってしまいました。カミさんが見守る中。我が身の高血圧対策で、散歩犬として頑張ってくれてたのですが。寝たきりにはならず、最後まで朝の散歩に付き添ってくれました。我が身の命の恩犬です。今朝、家の庭の片隅に埋葬させていただきました。昨日までは音を立てて降っておりましたが、今日は雨も上がり何とか無事作業を終えることが出来ました。ペットロス。当分心淋しい日々が続きそうです。

2025年6月8日日曜日

スズ

 愛犬スズが心配です。近頃認知が進み、ぐるぐると同じところを回ってばたっと倒れて寝てしまいます。息子が献身的に世話をしていますが、かなり弱っている気がします。生き物にはそれぞれ、与えられた寿命があります。人間を含めて。どうか、命を全うしてくれることを祈っております。

2025年6月7日土曜日

枝切

 朝、息子が、道路沿いの草を払ってくれました。腰が痛い親に変わって。来週は集落の奉仕作業が予定されています。外に出ると息子がせっせと鋸で枝を切っていました。そこでチェンソーで切り下ろした枝を、細かく切り分けて軽トラで片づけを手伝いました。ちょっと動いただけで汗が吹き出します。余り体を使ってないので、すっかりなまっているようです。こんな風にフェードアウトしてゆくのかなあと少し寂しくなりました。もう少し、出来ることなら、現役で動き続けたい思いです。

2025年6月6日金曜日

勘違い

 今日は午後から手びねり体験が入っていたので、工房を片付けたり、やりかけの釉薬掛けをしたりと、バタバタしてしまいました。ところが、息子から、それは明日じゃない?と言われてスケジュール表を調べてみたら、まさに一日、勘違いでした。ちょっと気が抜けたり、午後の予定を変更したり。なんだか気が抜けてしまいました。まあ、そんな日もあるさとゆっくりしつつ、半日損したような気分。あとになって、あれもしとけばよかった、これもしとけばよかったと反省。この貧乏性、何とかなりませんかねえ。

2025年6月5日木曜日

空模様

 ここ数日、朝夕の空模様が秋のよう。青空に筋を引いたような、あるいは鱗の様な空が広がっています。空気も澄んで、昨日の体験作品は朝見たらもうすでに十分な乾き具合。ていうか、むしろ乾きすぎ。そこで慌てて密閉容器へ入れました。陶芸はお百姓さんと似ていて、お天気に左右されます。願わくば、異常気象になりませんように。お米だって野菜だって、不作になると、皆困ってしまいます。

2025年6月4日水曜日

三島押し

 朝からカップに印を押しました。いわゆる三島印です。新しい印をたくさん作ったのですが、結局いつもの印を使ってしまいました。何故か、使い慣れたものに手が行ってしまいます。そのうち少しずつ慣れてくるかもしれません。一つ気が付いたのですが、ずいぶんきれいに出来るようになったという事。この仕事、始めたころは模様が崩れたり、深さがまちまちだったり。印もドロドロになってしまいました。それが手馴れてきたというか要領がわかってきたというか、プロっぽくなってきました。しかし、ちょっと違和感を感じる部分も。手馴れてきて職人ぽくなるという事は、何か感動が薄まるような、悪戦苦闘しているときの方が存在感があった気がするのです。絵なんかもそうなのですが。ある程度作風が確立してくると、技術にとらわれてしまうというか、気持ちがこもらないというか。そんな感じがしてしまいます。物を造るってことの難しさはそんなところにもあるように思います。悩ましい問題ですが。

2025年6月3日火曜日

六月

 気が付けば六月。今月を乗り越えると折り返しです。今年もいろいろなことが起きております。お米が相変わらず値上がりしてたり、アメリカのトランプさんの関税だったり、お隣の国では今日が大統領選挙とか。結果が出るとまた反日が始まるのでしょうか。日本でも夏には参議院選挙。日々激動しております。そんな中で年を重ねていると、自身の体が気になります。来月には白内障の手術。数日前から緑内障がこれ以上悪化しないための目薬を差し始めています。歳をとると心配なのが認知症です。いつか自分のことがわからない日がやってくるのでしょうか。まあ、それまで何とか手を動かして、土と戦い続けたいと思っております。

2025年6月2日月曜日

ユダヤ人

 先日、鹿児島に行ったとき、病院や船の中でずっと読んでいたのが田中英道先生が書かれた美術の話の本でした。田中先生はこの春にご逝去されたのですが、東北大学で美術史を教えられ、主にご専門は西洋美術でミケランジェロやダヴィンチを研究しておられたようです。お年を召されて、最近は日本の古代史やユダヤ人と日本人との交流に関する著書も多く出版されておられました。ユーチューブで初めて知って、興味深くいろいろな動画を拝見させていただきました。特に仏像についての造詣が深くフォルモロジーという考え方で視覚で物事を判断するというユニークな説が興味を引きました。全くお説ごもっともと納得ゆくお話に目からうろこの思いがいたしております。古代よりユダヤ人が日本にやってきて、古墳や農耕に多くの影響を与えたというお話は、日本の歴史を理解するうえで示唆に富んでおり、新しい視点に大いに感嘆いたしております。これからもますます研究を深めてもらいたいと思っておりましたが、残念ながらお亡くなりになってしまいました。おそらく誰かが跡を継いで研究を進めてくれるものと期待しております。あの先生の御研究のお話をこれから時に応じてしてまいりたいと思っております。

2025年6月1日日曜日

荷造り

 陶芸作品の荷造りをしました。まず、器を砥石ややすりで仕上げて、梱包してゆきます。今回は作品の数が多く、一日で終わるか心配でしたが、この作業も手早くなりました。三時過ぎには何とか終了。明日には送り出すことが出来そうです。先日四国に送った器では割れたものが出てしまいました。自分たちの作品なら、あきらめることもできますが、体験の器は大切な思い出の品。絶対に破損は許されません。ですから神経の使い方が違ってきます。どんなに一生懸命に梱包しても、アクシデントが起きることはあると思います。手元を離れたら祈るしかありません。どうか無事につきますように。念を込める以外はどうにもならない事です。