仏像の本焼きが終わりました。窯の高さが足りず横に寝かせて焼いたところ窯の中で曲がってしまいました。特に百済観音は細身で背が高かったので後ろに傾いてしまいました。そこで台座の下に石膏を流して傾きを修正しました。それでいくらか直立することが出来ました。制作途中にも傾いては直すを何度も繰り返した作品です。それで足をもっと小さくしたかったのですが少し大きくなってしまいました。次に作るときは台座と像を別々に造って焼いた後から針金でつなごうかと思っています。以前、手に入れた木彫の仏像もあとから竹ひごでつないでいました。木彫だと寄木と言っていろいろなところを別の木でつないで一つの形を作るという事が行われてきました。それに対して一本の木から彫りだす方法は一木造と呼ぶようです。陶器のオブジェも大きなものはいくつかに分けて焼いた後、接着剤でつなぎ合わせるという事が行われるようです。窯の大きさには限りがありますし。一度に大きなものを焼くのは破損のリスクを考えたとき危険すぎますから。