2025年2月5日水曜日

ライフワーク

 今日、何とか文字印を造り終えました。最初は五百個ぐらいイメージしていたのですが結果はおそらく半分ぐらい。まあ、慌てないで随時作り足してゆきましょう。以前作ったのもありますから。もう思い起こせば五十年近く取り組んでいる仕事です。その間には木で作ったり竹を使ったり素焼きに本焼きにといろいろやってきました。おそらく死ぬまで続くことでしょう。いわゆるライフワーク。昔一緒にやっていた吉田明もだいぶ前に他界してしまいました。今は、彼が残した三島関係の本が手元にありますが。彼は朝鮮半島の焼き物に惹かれて足繫くあちらに通っておりました。マッカリまで自作していたようです。こっちはそれほど夢中にはなりませんでしたが、どちらかというとイスラムの文字が面白くて昔はそんなデザインの焼き物を造っていました。モスクの青に魅せられ、タイルのようなものを焼いてみたりと紆余曲折の人生です。どうもこの道一筋という生き方ではなく行き当たりばったりが似合っているのかもしれません。それでも気が付けば印判手に戻ってくるのはやはり原点と言っても良いのかなと思ったりもしています。

2025年2月4日火曜日

三島印

 今日も昨日の続きです。寒くて筋肉が硬直したようで、腰の痛みが復活しました。おまけに同じ姿勢で一日作業。まあ、何とか体がもってくれたことは良かったのですが。それに今日で大体終わらせることが出来ました。なんだか、はんこ屋さんになったみたいです。最後に絵の具で色を塗ってカミさんにもらった箱に納めました。自分で作った棚は出来が悪すぎて没。これで新作の印を使った器が造れそうです。先日三島の器を注文した人のお姉ちゃんが来て催促されてしまいました。一歩ずつですが前には進んでおります。

2025年2月3日月曜日

 三島の印が思ったほど、はっきり出ないので、素焼きを終えたところで彫りなおすことにしました。この作業、いつもよりも高い温度で焼いたので、なかなか作業が進みません。いつもは素焼き温度が750度ぐらいですが今回は900度ほど。わずか百五十度ぐらいの違いですが、こんなに硬くなるとは。吸水性もかなり減りそうです。篆刻刀を使ってもなかなか捗りません。あと、二三日はかかりそうです。三島の仕事は段取りが大切。頑張って準備をしておかないと、後悔しそうです。

2025年2月2日日曜日

節分

 なぜか、今年は今日が節分だそうです。これからは春に向かってゆくのでしょう。今日は春めいた陽気。三寒四温という言葉が浮かんできます。今日は焼き上がった三島の印を使って、器を作りたいと思っていましたが、工房を整理していたら、腰を痛める前に挽いたカップが出てきました。まだ削りが終わっていません。それで午前中は削り。午後は化粧掛け。夕方三島印を整理するための棚を造ったのですが、ひどい出来で落ちこんでしまいました。もう自分で造るのは諦めて、ちょうど良さそうなものを捜そうかと思っています。いずれにしても暖かくなってくれることは有難い事です。

2025年2月1日土曜日

化粧土

 黒化粧土がなくなったので作りました。腰がだいぶ良くなって重い攪拌バケツも何とか動かすことが出来ました。ミキサーで土と水を混ぜ合わせてそこに酸化金属を加えます。大きなバケツ一杯の化粧が完成。コーヒーカップと急須に掛けることが出来ました。午後になって海外からのお客様。聞けばオーストラリアからとか。あちらは現在夏で暑いそうです。屋久島は来週になると今年一番の寒波とか。地球は大きいと実感しました。